僕が看護師になった理由と辞めた理由について

他人の人生を生きることの危険性

最近思うことがある

これまでの僕の人生って誰かの押し付ける正解や幸せをなぞる人生だったんじゃないかなって

例えば

・仕事は週5日働くのが当然

・良い歳になったら結婚して身を固めるべき

・友達はたくさんいた方が良い

こういう世間の常識とか

こうするのが正しいっていう認識は

それが当てはまる人には良いのかもしれないけど

そうじゃない人にとっては辛いものでしかに気がする

僕は昔っから人と違う考え方をするし

複数人で群れて行動するのが嫌いだっていう自覚があったから

何となく人と同じ生き方はできないんだろうなって思ってた

実際今年で30歳になったけど

せっかく取得した看護師資格も

今では全く使いこなせていない・・・

でも看護師として

社会から認められる生き方をしていた時よりも

自分の好きなことをして

生活に必要な分の生活費だけを稼いでいる今の方が

ずっと幸せに生活ができている気がする

確かに収入が減って

お金を使った贅沢はできなくなったけど

その分

好きなだけ寝て

好きな時に近所を散歩して

図書館で借りてきた本を読んで

自分が付き合いたい人とだけ付き合っている今の方が

楽しく暮らせているんだから不思議

やりたくないことをやらなければ大満足!

確かにお金を使った贅沢はできないけど

それ以上に僕にとっては自分がやりたくない仕事をしなくて済む

それだけで十分に幸せだったんだなって

嫌いだった仕事を辞めてみて気がついた

そりゃそうで

看護師をやっていた時は

元々人とコミュニケーションを取るのが苦手なのに

無理やり愛想笑いして

必死に空気を読んで

理不尽なことにも必死に耐えていた

けどそれって自分の心にずっと負担をかけ続けるってことで

僕の場合は適応障害って診断を受けて働けなくなるまで

そのことに気が付かなかった

むしろその時に気がつけてよかったのかもしれない

病気になったのは自分の心が

「ここはお前がいるべき場所じゃないんだよ!」

って必死に教えてくれていたんじゃないかと今では思ってる

そんなことがあって

看護師の仕事を辞めちゃったけど

特に後悔もなく楽しく暮らせてる

だから今の仕事が辛くてどうしようもないって人は

病気になったり心が壊れてしまう前に

今いる場所が本当にいるべき場所なのか

しっかり考えてみるべきだと思う

僕が看護師になったのは

自分がなりたかったからじゃなくて

親や周りの人の目を気にして

いわゆる世間体として

しっかりした職についた方が良いんじゃないか

そういう気持ちが大きかった

けどそれって自分で選んで決めたとは言えないですよね

自分の心を無理やり納得させてるだけっていうか

でもこういう周囲からの圧力で

自分の決定を下してしまう人が

日本人には多い気がする

それは村社会だった日本人のDNAに刻みつけられてるのかもしれない

そしてその圧力に抗うと

自分が生きていけなくなるんじゃないかっていう

漠然とした不安があるんだと思う

でもそんなに不安に思わなくても

人間以外と生きていけるもんです

そしてそのためにはある程度の貯金、備えがないと

なかなか安心はできませんよね

僕は看護師時代に頑張って300万円を貯めていたおかげで

働けない時期があったとしてもすぐに生活には困らないだろう

っていう何となくの心のセーフティがあった気がします

別に300万円じゃなくても

自分がひとまず安心できそうだなっていうくらいまで

一回貯金をしてみるはありかも

それによって自分が本当にやりたかったことに挑戦する決意ができるかも

それではまた